ＹＡＭＡＨＡ　ＳＤＲ２００

このバイクは１９８７年に発売された中型バイクです。

当時２ストエンジンが珍しいわけではなかったが

カウルレスでトラス状フレームがむき出しとなり

一切の「余計なもの」を省いたスマートなスタイルは

現代の自転車と変わらないサイズ感です。

レーサーレプリカ全盛期だった当時は受け入れられませんでした。

クロームメッキのフレームやアルミ削り出しの部品は極上品であり

販売がもっと後世なら爆発ヒットもあり得たのでは？

１９５ｃｃで乾燥重量は１００ｋｇほどですから

速いなんてもんじゃないです。

しかし、未舗装道路もあったような昭和の時代とはちがい

何百キロも高速道路で走れる現代では　大排気量こそ正義と

言わんばかりで、ＳＤＲのような素敵なバイクには

しばらくお会いしていない気がします。

失ってその価値を知る・・・

手放したことを後悔しているバイクの１台です。